高木木工房準備室

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訓練校は現在木工科29人・木材工芸科11人の生徒がいます。経歴・年齢も様々で木工に関する経験も様々です。技術の基本は既に習得済みの人もいれば、僕のような素人同然の人もいます。

木工を学びに来た理由はそれこそ人より違うと思いますが、木工に対しても色々なアプローチがあるのでは、と思います。
建築や設計はそれこそ直結したイメージがありますし、デザインもそうです。現在、加工機械を全く使わない家具製作というのも考えられませんので機械・電気機器に携わった人もそれを生かす部分があると思います。営業にしてもそうだし、事務仕事が全くない仕事も考えられないのでやっぱり有効だと思います。学校を卒業したての人には何もないのかというと、何よりも「若さ」という最大のメリットがあると思います。二十歳前後の人が現在の僕の年齢になる頃には既に10年の経験があるのです。

では、僕はどうなんだ?

改めて最近気が付いたのですが、農学部森林科学科というところを卒業して『森』という大枠について学んだ部分が大きく『木』という個別について細かくは覚えていない、という事です。「木を見て森を見ず」の反対「森を見て木を見ていない」状態。もちろんある程度については知識はついたと思いますが、実際はどうなんだろう?

学生時代の研究テーマは「花粉分析と土地の利用」という地味なテーマでした。花粉分析とは土壌中の花粉の種別を分類し、時代順に推移をみる事で気候変動や環境の変化を調べるというものです。
花粉を見て判断する、という事はその花粉の樹木がどんな性質のものかを知っていなければなりません。例えばアカマツやシラカバの花粉が多くあれば、どちらも陽樹という事から開けた土地が存在していた事になるし、逆にコウヤマキやブナがあれば陰樹という事からある程度の森が存在していたという事になります。
(森林科学科を大別して林業と自然科学と分けた時に、当時興味を持ったのが生態学的な上記の分野という事で、木材を扱った研究室もあったので念のため)

卒業後、協力隊では農業高校の苗畑勤務。という事で熱帯のポット苗の育成や日本式の炭焼きについてやってみたり。
就職先では人工林の育成・管理。と言うことで、基本は針葉樹のヒノキとスギのみ。植付けから始まって下草刈りや除伐や枝打ち、間伐の密度管理、作業道の設置等、林業らしい部分について浅く広く。

なんにせよ、森や木に触れてきてはいるようです。ただ、総じて「森」全体に対してという面が多く、個別の樹種に対しても生態的な面からで木材として機能的な面からは…。曲げ強度・引っ張り強度などの実験もやっていたはずですが、当時それほど興味も持てず「やった事がある」というだけ(勿体ないなあ)。

材について個別の知識はあまりない、ほとんどない、と言っていいかもしれません。カシは堅いという単純な事ではなく、カエデ類にはカルシウム等を細胞に含む部分があり鉋刃の欠ける原因となる、といった専門的な知識について。それはまあ、それだからこそ現在学んでいるのですが…。
ただ、材についてイメージしやすいというのはあります。イタヤカエデの葉はどんなで、木はどんな大きさで。カツラの木はどんな場所を好み、どんな形態をしていて…。
しかしそれが木工をやる上でどんなメリットになるかは???
長期的にみたらきっといつかは役に立つ…はず……?
と、自分を言い聞かせてまずは刃物の研ぎを頑張りマース。
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